さまざまな感染症が流行しています(アデノに関して保育園へのお願い)

アデノ・溶連菌・インフルエンザなどさまざまな病気が流行しており、全国的に検査キットと風邪薬が不足してきていきます。
この中で、インフルエンザと溶連菌は治療薬があり、できるだけ見逃さないように検査しています。インフルエンザは学校保健安全法で第二種感染症と指定されています。
参考URL:https://kids-doctor.jp/magazine/l4prohv76g

しかし、アデノウイルスの多くは指定感染症ではありません。アデノウイルスは50種類くらいあり、その中で感染症は2-3種類だけです。できるだけアデノ検査を減らしたいのですが、保育園から検査を求められる例が相次いでいます。
発熱と目の症状(目やに・充血)が強いものをプール熱と呼び、これは第2種感染症です。
目の症状がメインの”はやり目”(目の症状がメイン)が第3種感染症です。
しかし、それ以外の約47種類のアデノは、感染症には指定されていません。
東京のこのクリニックの先生も同じことを書かれています。(無断転載、申し訳ありません)
https://kachidoki-clinic.jp/throat.html#:~:text=%E7%B5%90%E8%86%9C%E7%82%8E%E3%81%8C%E7%84%A1%E3%81%8F%E3%80%81%E9%AB%98%E7%86%B1%E3%81%A8,%E7%84%A1%E3%81%8F%E3%80%81%E5%AF%BE%E7%97%87%E7%99%82%E6%B3%95%E3%81%AE%E3%81%BF%E3%81%A7%E3%81%99%E3%80%82

福知山市にも確認しましたが、やはりアデノだけでは感染症ではないとの判断でした。
福知山市の保育園の多くが厳しい判断をされており、検査キット不足に拍車がかかっています。ぜひ、アデノの対応について再考いただき、感染症扱いをやめていただけますよう。お願い申し上げます。

アデノは、50種類くらいありますので、年じゅう流行しており、多くのアデノ=風邪です。

感染症専門の先生の意見も付け加えておきます。
https://www.jmedj.co.jp/journal/paper/detail.php?id=3828#:~:text=%E3%82%A2%E3%83%87%E3%83%8E%E3%82%A6%E3%82%A4%E3%83%AB%E3%82%B9%E3%81%AE%E6%84%9F%E6%9F%93%E5%8A%9B,%E6%9C%9F%E9%96%93%E3%81%A8%E3%81%97%E3%81%A6%E5%AE%9A%E3%82%81%E3%81%A6%E3%81%84%E3%81%BE%E3%81%99%E3%80%82

園児・保護者・園にとってだれも得しない状態になっています。皆でこの状況を変えていきましょう。

2023年12月6日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : wpmaster

インフルエンザが流行しています

どこの医院も同じですが、インフルエンザの検査キットが手に入りにくくなっています。
本当に必要な方に検査ができなくなると困りますので、不要な検査をできるだけ減らしたいと思います。

・同居家族がインフルエンザと診断され、数日中に熱が出た方
・学校などでインフルが流行しており、高熱で明らかにインフルエンザと診断できるとき
は、検査をしないで、診断することがあります。(臨床診断と言います)。
(2000年より前は検査キットは世にありませんでしたので、症状で診断していました)

また
・念のため検査を受けたい
・園から検査を指示された(症状はあまりない)
・発熱から数時間しかたっていない
場合は、検査できないことがありますのでご了承ください。

インフルの検査は発熱後12時間くらいで陽性になる率が8割くらいになりますが、短いと偽陰性といって、検査で出ないことがよくあります。
ご協力よろしくお願いいたします。

QRコード決済 開始しています

QRコード決済を始めています。
ペイペイや楽天ペイなど、だいたいのものは使用できると思います。

医療費も200円の方が増えました。ぜひこの機会にQRコード決済をご利用ください。

Airペイ 卓上ポップ差し込み後

予約キャンセルについてのお願い

いつもあだち小児科クリニックを受診いただきありがとうございます。

当クリニックは、開業時より予約システムを導入し皆様にご利用いただいております。
(予約ない人も来院いただければ待ち時間は少し長くなるかもしれませんが診察しております)

最近、直前あるいは予約時間が過ぎてからキャンセルされるケースが目立つようになり、予約したい患者さんができなかったり、スムーズに診察を進められない状況が発生するようになりました。

これまでキャンセルのルールは作っておりませんでしたが、ルールを設けていく方向で検討しております。

キャンセルされる場合は、緊急の場合を除き、できるだけ早めにしていただけますようご協力お願いします。

WEB予約ができなくなるような対策も可能ですが、そのようなことはできるだけしたくありません。

なお、できるだけ待ち時間は長くならないように色々と心がけておりますが、クリニックの診療は一人で行っていますので、患者さんの状態などによってどうしても遅れてしまうこともあります。ご容赦ください。(色々ご意見を頂き、ありがとうございます。少し修正しました)


2023年10月4日 | カテゴリー : 予約 | 投稿者 : wpmaster

2023/2024のインフルエンザ予防接種を開始します

<2023.9.28現在の情報です。状況見ながら変更する可能性があります>

今年は早めにインフルエンザワクチンをスタートします。
・9月26日より接種できます。接種ご希望の方は、下記の注意事項をよくお読みいただき、ご予約などお願いします。
・ワクチン接種のため、平日18:30-19:00は通常の診察はできません。(院長以外のDrに来ていただける日があり、この日は診察も途切れず行います。まずは10/13(金)です。以降の予定は決まり次第アップします)
綾部市民の中学3年までの子どもは補助が出ます。10/16以降でないと補助が出ませんのでそれ以降に予約してください!
・インフルエンザワクチンの時間は、基本的にワクチンのみ行います。同時に診察や投薬はできません。接種が終わるまでお待ちいただくこととになります。
・3歳から接種する量が変わります。3歳直前の方はお誕生日まで待って予約されることを希望します、

【予約】必ず予約が必要です
・2カ月先まで予約できます。
・Web予約のみで行います。電話予約は原則できません。
・高校生までのお子様が予約できます。受けるお子様の予約は全員分お取りください。
・大人は予約できませんが、接種するお子さんと一緒に来院いただいた大人は予約なしで接種できます
・きょうだいや家族で、同じ時刻が予約できなかった場合、1時間以内の差でしたらいっしょに来てください。それ以上の調整はできません。
・2回目の予約は1回目が終わった後にとれるようになります。
【問診】
Web問診のみ受け付けます。紙の問診表は原則使用しません。
・予約のない大人の方も、Web問診を入力できますので、入力お願いします。
https://symview.me/medical_interview_flows/adachi-shounika/public/?url_kind=1
【料金】・1回目3500円、当院で2回目2000円です。
【接種日・時間】Web予約をご利用ください。1か月前から予約できます。
平日の夕方と火木土の午後に予約できるようになっています。
【接種回数】当院は原則として世界標準(アメリカのCDC)の方式を採用しています
・今シーズンは「9歳未満でこれまで0回か1回しか受けていない方は2回。それ以外の方すべて1回」です。
・日本の基準は「13歳未満2回、13歳以上1回」ですが、どちらが正しいということではないので、わからない場合は接種時に医師に相談してください。できるだけ希望に沿います。
【大人】18歳以上のご家族は、接種するお子さんと一緒に来院いただければ予約なしで接種できます。
【よくある質問】
「他の予防接種を予約していますが、インフルの追加ができません」→お電話かラインでご相談ください
「2回目はいつうてますか?」→1回目から4週間程度してからが良いですが、最低1-2週間あければ接種できます
「何歳から打てますか?」→生後6カ月から打てますが、1歳未満のお子さんには効果が弱いともいわれており、同居のご家族がみんな打つことのほうが重要です。
「子どもが1歳未満ですが、大人は打てますか?」→お子さんの予防接種に(インフルエンザ以外でも)付き添いで来ていただいた大人は接種可能です。

臨時休診のお知らせ

8月29日(火)の夜の診察はお休みさせていただきます。
院長が出張のためです。ご迷惑をおかけしますが、よろしくお願いいたします。

この日はお昼の12時までの受付とさせていただきます。

2023年8月22日 | カテゴリー : 休診など | 投稿者 : wpmaster

台風接近 8月15日(火)早めに閉院します

8/15は、台風7号がまさに接近中です。予約も少なく、本日は18時までの診察とさせていただきます。
急ぐ症状の方は、予約の上、お気を付けてお越しください。

2023年8月6日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : wpmaster

2023年夏 休診のお知らせ

夏季休暇のため、診療をお休みさせていただきます。
お盆にあたる14日から、通常通り診療します。

なお、8月29日の夜診は、院長が他県で講演のお仕事があり、休診とします。

2023年7月25日 | カテゴリー : 休診など | 投稿者 : wpmaster

2023年夏 感染症の流行について

いろいろな感染症が流行っています。保護者は落ち着いた対応をされていると感じますが、保育園側がパニック状態なのかおかしくなっているようです。久々の投稿ですが、もし園に届けばよいかと思い、書いてみます。

今年は3月ころからずっと風邪の流行が持続しています。春はもともと咳と熱の風邪、夏には高熱を主症状とする夏風邪、秋は少し落ち着き、冬はRSウイルスやインフルなど流行するのが、日本の四季に合った風邪の特長でした。
しかし、ここ数年、日本人全体、そして子供たちも頑張ってマスクなどの感染対策をやってきました。このため、ここ3年ほど強い風邪があまり流行りませんでした。流行する時期も変化しました。
ここへきて、感染対策が緩められ、社会が動き始めました。風邪は人と人の接触で移っていきます。ここ数年はやらなかった風邪が一気に流行している。これが今の状況です。しかし、人間が正常に活動を始めたのであって、仕方ないことです。
咳と熱が出る春の風邪がまだ流行しており、そこに、ヘルパンギーナをはじめとする夏風邪の流行が加わっています。そしてようやくインフルが落ち着いてきたらコロナが少しぶり返してきているようです。

①新型コロナ(Covid-19)
もうエンデミックと呼ばれる感染症の最終状態に入っています。もはや、コロナの人を見つけ出して全員隔離するということはできません。見つけて5日休ませたところで、それを過ぎてからもうつす力はあり、全員見つけることにはそれほど意味がなくなっています。当院も怪しい人は検査をしますが、以前のように、熱がある人全員に検査をしているわけではありません。なのに、会社や学校や保育園によっては、2年前のような過剰な反応や応対をされるところがあります。もうそろそろ新しい時代に踏み出しませんか? 熱のない人に検査を強いたりすることはやめましょう。

②ヘルパンギーナ
ヘルパンギーナは夏風邪の代表でのどの奥に口内炎ができる風邪を総称してヘルパンギーナと呼びます。いろいろなヘルパンギーナがあります。今はやっているのは2-3日で解熱しますし、食事もそこそこ食べられる軽いものです。見た目の診断なので、診断が容易なのと、定点といって大きな病院がカウントすることになっているので、数字が出てニュースになりやすいです。夏風邪と同じ対応で、しっかり解熱し、食事が取れれば登園できます、
園や学校が出席停止にすることもできますので、ひどく流行るようならそうされてもよいと思います。根本的には毎年夏にはやる風邪ですので、患者さんが一人二人出たからと言って反応する必要はありません。

③ヒトメタニューモウイルス、RSウイルスなど
ヒトメタニューモウイルスは、春の風邪の代表、RSは冬の風邪の代表です。こどもだけじゃなく、大人も引いています。上記と同じ理由でずっと流行っています。
ヒトメタは、5年ほど前から保険での検査基準が緩まり、風邪のお子さんに検査してもよいことになりました。それまでは、ずっと単なる風邪として扱われてきました。ですので、急にヒトメタだけを区別することには無理があります。当院でも症状のひどい子には検査しますが、全員しているわけではありません。軽症なのにヒトメタがでたから区別する、というのはやりすぎと思います。検査していないお子さんもいっぱいいます。
RSは保険の検査基準が厳しいままで、1歳以上には検査ができません。しかし、医院によっては制度が違い検査できる場合もあります、RSも、ヒトメタと同じで、基本的には風邪の中に含まれます。乳児を中心に、ひどくなる人もいるので、そういう場合は検査が必要です。ですので、RSにかかっているけど、検査していない子はたくさんいます。検査して陽性に出た人だけ隔離するのは意味がありません。

長く書きましたが、パニックになっている園は、落ち着いて対応を整理してください。

ちなみにアデノウイルスに関しても、福知山の園は対応間違いがあり、アデノウイルスのうち出席停止になるのは、咽頭結膜熱(プール熱)と流行性角結膜炎(はやり目)だけです。その他のアデノウイルスは、単なる風邪になります。それなのに、アデノウイルスが出たら出席停止にするという間違いは修正していきませんか?
検査していない人もたくさんいますよ。