暑い日が続いたのもようやく忘れてきました。寒暖差が激しいので皆様お体には気を付けてお過ごしください。
2024年12月~25年1月、年末年始の休診予定です。
12月28日(土)までは通常通り診療します。
12月29日(日)から1月3日(金)までお休みします。
1月4日(土)より通常通りに戻ります。
12月28日と1月4日は予防接種は行わない予定です。
よろしくお願いします

咳の風邪がすごく流行していますが、それとは別にマイコプラズマも流行っています。
あだち小児科クリニックかかりつけの方は、正しい知識を身につけ、不安にならないようにしてください。
マイコプラズマは、だいたい4年ごとに流行するのでオリンピック肺炎とも呼ばれます。前回の東京オリンピックの時にみんなマスクをしていてほとんど流行しなかったので、今年2回分流行しています。それをマスコミは「過去最大」などとあおっています。
また別の呼び名が「歩く肺炎」で、比較的軽い人が多いのが特徴です。咳が出ているのに頑張って働いている大人が感染源になることも多いです。
マイコプラズマの症状として、子どもではまず熱が続きます。熱がない人も検査をすることがありますが、陽性はわずかです。あと咳がひどいのが特徴です。昼間も咳をずーっとしています。
当院ではPCR検査をメインに行い、診断しています。抗原検査という10分で出る検査もありますが、偽陰性(本当はマイコプラズマだけど検査は陰性)や偽陽性(マイコプラズマじゃないけど検査は陽性)のどちらも多い検査なので、あまり使用はしていません。検査結果が出るまで数日かかりますが、それまでに治療は始めますので大丈夫です。
マイコプラズマは、コロナのようにどんどん広がることはありません。非常に弱い菌で感染率も低いですし、かかってから発症まで2-3週間かかります。学校や園ではやっていると言われても患者さんは一人か二人くらいのことが多いです。学校保健安全法でも、マイコプラズマは一番下の「状況により出席停止も考える」レベルです。なぜか検査結果が出るまで休まなくてはいけない保育園もあるようですが、そのようなことは不要です。
もちろん熱があったり夜眠れないほど咳がひどい間はどんな風邪でも自宅で安静にするのが大事ですので、それは守ってくださいね。
当院はオンライン資格確認について下記の整備を行っており、薬剤情報、特定検診情報等の診療情報を取得・活用することで、質の高い医療の提供に努めています。
●オンライン資格確認を行う体制を有しています
●受診歴、薬剤情報、特定検診情報、その他必要な診療情報を取得・活用して診療を行います
●今後、電子処方箋の発行及び電子カルテ情報共有サービスなどの医療DXにかかる取組を実施する予定です。(2024年5月30日現在)
国が定めた診療報酬算定要件に従い、2024年6月1日より下記の通り診療報酬点数を算定いたします。
~医療情報取得加算~
<初診時>
●加算1:3点(月1回)
・健康保険証にて資格確認を行った場合
・マイナ保険証にて資格確認を行ったが、診療情報の取得に同意しない場合
●加算2:1点(月1回)
・マイナ保険証にて資格確認を行い、診療情報の取得に同意した場合
・他の医療機関から診療情報提供を受けた場合
<再診時>
●加算3:2点(月1回)
・健康保険証にて資格確認を行った場合
・マイナ保険証にて資格確認を行ったが、診療情報の取得に同意しない場合
●加算4:1点(月1回)
・マイナ保険証にて資格確認を行い、診療情報の取得に同意した場合
・他の医療機関から診療情報提供を受けた場合
~医療DX推進体制整備加算~
<初診時>
●医療DX推進体制整備加算:8点(月1回)
正確な情報を取得・活用するため、マイナ保険証の利用にご協力お願い致します 。
予防接種に新しく”5種混合”と”15価肺炎球菌ワクチン”が加わりました。
・5種混合ワクチン
4月以降に、新たに予防接種を開始する赤ちゃんから、5種混合を始めていきます。
これまで4種混合を受けた人は今後も4種混合を使用します。
4種と5種では予診票が異なりますので、一部の方は保健センターまで取りに行ってもらう必要があるかもしれませんが、よろしくお願いいたします。
・15価肺炎球菌ワクチン(バクニュバンス)
これまでのプレベナーが無くなり次第、切り替えていきます。
どちらのワクチンも筋肉注射が可能です。世界では筋肉注射が主流で、副反応も少ないことが知られています。
当院でも筋肉注射を進めていきます。
1歳未満は足への接種になりますので、最初慣れないかもしれませんが、そのうち当たり前になると思います。
2024年4月より、毎週木曜日に京都府立医科大学の小児科医師に来ていただけることになりました。
木曜日の午後の予防接種と夜の診察は、2つの診察室で対応します。
予約などについてはこれまで通りです。
また変更点などありましたら、ここにご連絡いたします。
クリニックLINEを友だち登録まだの方は、随時情報配信していますので、ぜひお願いします。
(1/18、1/19修正)
麻疹風疹ワクチンのメーカーの一つである武田薬品からMRワクチンの自主回収が発表されました。ワクチンの効果が弱まる可能性があるためとのことです。
しかし、その後、対象者の分のワクチンは確保できそうとの情報が出ました。
このため、いったん中止したMR(麻疹風疹)ワクチンの新規予約ですが、1/20より再開します。
1歳のお子様も、就学前のお子様もこれまで通り予約できます。
Web予約をお願いします。
大変ご迷惑をおかけしました。
武田薬品からのお知らせ(Cookieの設定が必要です)
https://www.takeda.com/ja-jp/announcements/2024/Voluntary-Recall-of-Dried-Live-attenuated-attenuated-measles-vaccine

アデノ・溶連菌・インフルエンザなどさまざまな病気が流行しており、全国的に検査キットと風邪薬が不足してきていきます。
この中で、インフルエンザと溶連菌は治療薬があり、できるだけ見逃さないように検査しています。インフルエンザは学校保健安全法で第二種感染症と指定されています。
参考URL:https://kids-doctor.jp/magazine/l4prohv76g
しかし、アデノウイルスの多くは指定感染症ではありません。アデノウイルスは50種類くらいあり、その中で感染症は2-3種類だけです。できるだけアデノ検査を減らしたいのですが、保育園から検査を求められる例が相次いでいます。
発熱と目の症状(目やに・充血)が強いものをプール熱と呼び、これは第2種感染症です。
目の症状がメインの”はやり目”(目の症状がメイン)が第3種感染症です。
しかし、それ以外の約47種類のアデノは、感染症には指定されていません。
東京のこのクリニックの先生も同じことを書かれています。(無断転載、申し訳ありません)
https://kachidoki-clinic.jp/throat.html#:~:text=%E7%B5%90%E8%86%9C%E7%82%8E%E3%81%8C%E7%84%A1%E3%81%8F%E3%80%81%E9%AB%98%E7%86%B1%E3%81%A8,%E7%84%A1%E3%81%8F%E3%80%81%E5%AF%BE%E7%97%87%E7%99%82%E6%B3%95%E3%81%AE%E3%81%BF%E3%81%A7%E3%81%99%E3%80%82
福知山市にも確認しましたが、やはりアデノだけでは感染症ではないとの判断でした。
福知山市の保育園の多くが厳しい判断をされており、検査キット不足に拍車がかかっています。ぜひ、アデノの対応について再考いただき、感染症扱いをやめていただけますよう。お願い申し上げます。
アデノは、50種類くらいありますので、年じゅう流行しており、多くのアデノ=風邪です。
園児・保護者・園にとってだれも得しない状態になっています。皆でこの状況を変えていきましょう。