マイコプラズマについて

咳の風邪がすごく流行していますが、それとは別にマイコプラズマがポツポツと出てきています。
マイコプラズマ肺炎は、「歩く肺炎」と呼ばれ、比較的軽い人が多いのが特徴です。咳が出ているのに頑張って働いている大人が感染源になることも多いです。
マイコプラズマの一般的な症状として、こどもではまず熱が続きます。熱がない咳だけの人も時々検査していますが、今のところ1人も陽性はありません。あと咳がひどいのが特徴です。昼間も咳をずっとしています。
マイコプラズマはおよそ4年周期で流行します。病院の小児科で働いていた医師であればマイコプラズマの患者さんを診た経験があるはずです。
血液検査でも疑わしいか分かりますし、最終的な診断にはPCR検査を行います。

マイコプラズマは、コロナや他の風邪のようにどんどん広がることはありません。非常に弱い菌で、かかってから発症まで2-3週間かかるからです。学校や園ではやっていると言われても患者さんは一人か二人くらいのことが多いです。過度に心配なさらないようにしてください。

インフルエンザ予防接種について

少し気が早いですが、インフルエンザ予防接種のお知らせです。
今年はフルミストという鼻に入れるタイプの生ワクチンが発売されます。
従来のワクチンと併用していきます。まだ詳細は決まっていませんので、くわしいことが決まればまた発表します。

今年は入荷がどのくらいあるかも不明です。従来のものは10月くらいから接種開始を予定しています。

従来のワクチン(注射)フルミスト(経鼻)
料金従来通り高め(8000円くらい?)
回数1~2回基本1回
副作用注射部の腫れなど(発熱はまれ)風邪症状、発熱
接種できない人インフルエンザワクチンのアレルギー喘息で治療中の方、1年以内に喘息発作がある方
年齢生後6カ月以上2歳-18歳(19歳になると打てません)
インフルエンザワクチンの比較

8月の休診予定

暑い日が続きます。皆様お体には気を付けてお過ごしください。
8月の夏季休診予定です。
8月7日から12日まで休診させていただきます。13日(火)から通常通りに戻ります。
14日(水)は、空いている医院が少ないと思いますので、午前だけですが診療します。
なお、お盆に空いている医院は少ないですので、混雑が予想されます。
特に当院のシステムに慣れていない方は、ご注意ください。予約が取れない場合も、他の医院と同じように待っていただければ診察いたします。

2024年8月あだち小児科クリニック夏休み


2024年7月19日 | カテゴリー : 休診など | 投稿者 : wpmaster

医療情報取得加算・医療DX推進整備加算について

当院はオンライン資格確認について下記の整備を行っており、薬剤情報、特定検診情報等の診療情報を取得・活用することで、質の高い医療の提供に努めています。

●オンライン資格確認を行う体制を有しています
●受診歴、薬剤情報、特定検診情報、その他必要な診療情報を取得・活用して診療を行います
●今後、電子処方箋の発行及び電子カルテ情報共有サービスなどの医療DXにかかる取組を実施する予定です。(2024年5月30日現在)

国が定めた診療報酬算定要件に従い、2024年6月1日より下記の通り診療報酬点数を算定いたします。

~医療情報取得加算~
<初診時>
●加算1:3点(月1回)
 ・健康保険証にて資格確認を行った場合
 ・マイナ保険証にて資格確認を行ったが、診療情報の取得に同意しない場合
●加算2:1点(月1回)
 ・マイナ保険証にて資格確認を行い、診療情報の取得に同意した場合
 ・他の医療機関から診療情報提供を受けた場合

<再診時>
●加算3:2点(月1回)
 ・健康保険証にて資格確認を行った場合
 ・マイナ保険証にて資格確認を行ったが、診療情報の取得に同意しない場合
●加算4:1点(月1回)
 ・マイナ保険証にて資格確認を行い、診療情報の取得に同意した場合
 ・他の医療機関から診療情報提供を受けた場合

~医療DX推進体制整備加算~
<初診時>
●医療DX推進体制整備加算:8点(月1回)

正確な情報を取得・活用するため、マイナ保険証の利用にご協力お願い致します 。

2024年5月30日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : wpmaster

2024年ゴールデンウィークの診療案内

もうすぐゴールデンウィーク。旅行に行く方、家で過ごす方、仕事や用事のある方、いろいろと思います。
いずれにしても子どもたちに良い思い出ができたらいいですね。

今年は、感染症も比較的落ち着いており、カレンダー通り日曜祝日はお休みとさせていただきます。5/1の水曜日は通常休診ですが、午前中のみ通常診療いたします。よろしくお願いします。


2024年4月19日 | カテゴリー : 休診など | 投稿者 : wpmaster

4月よりワクチンがかわります

予防接種に新しく”5種混合”と”15価肺炎球菌ワクチン”が加わりました。

・5種混合ワクチン
4月以降に、新たに予防接種を開始する赤ちゃんから、5種混合を始めていきます。
これまで4種混合を受けた人は今後も4種混合を使用します。
4種と5種では予診票が異なりますので、一部の方は保健センターまで取りに行ってもらう必要があるかもしれませんが、よろしくお願いいたします。
・15価肺炎球菌ワクチン(バクニュバンス)
これまでのプレベナーが無くなり次第、切り替えていきます。

どちらのワクチンも筋肉注射が可能です。世界では筋肉注射が主流で、副反応も少ないことが知られています。
当院でも筋肉注射を進めていきます。
1歳未満は足への接種になりますので、最初慣れないかもしれませんが、そのうち当たり前になると思います。


4月より木曜日午後は2診制になります

2024年4月より、毎週木曜日に京都府立医科大学の小児科医師に来ていただけることになりました。
木曜日の午後の予防接種と夜の診察は、2つの診察室で対応します。
予約などについてはこれまで通りです。
また変更点などありましたら、ここにご連絡いたします。


クリニックLINEを友だち登録まだの方は、随時情報配信していますので、ぜひお願いします。

麻疹風疹ワクチン(MRワクチン)に関するお知らせ

(1/18、1/19修正)
麻疹風疹ワクチンのメーカーの一つである武田薬品からMRワクチンの自主回収が発表されました。ワクチンの効果が弱まる可能性があるためとのことです。

しかし、その後、対象者の分のワクチンは確保できそうとの情報が出ました。
このため、いったん中止したMR(麻疹風疹)ワクチンの新規予約ですが、1/20より再開します。
1歳のお子様も、就学前のお子様もこれまで通り予約できます。
Web予約をお願いします。
大変ご迷惑をおかけしました。

武田薬品からのお知らせ(Cookieの設定が必要です)
https://www.takeda.com/ja-jp/announcements/2024/Voluntary-Recall-of-Dried-Live-attenuated-attenuated-measles-vaccine

2023年末~2024年始 休診のお知らせ

早いもので、あっという間に2023年が終わりを迎えようとしています。
皆様にとってはどのような一年だったでしょうか?

今年はこれまでになく子どもの風邪が流行しました。2024年は元通りになることを祈ります。
インフルエンザも流行中ですが、クリニックは年末年始お休みをいただきます。
ご確認よろしくお願いします



2023年12月17日 | カテゴリー : 未分類 | タグ : | 投稿者 : wpmaster

さまざまな感染症が流行しています(アデノに関して保育園へのお願い)

アデノ・溶連菌・インフルエンザなどさまざまな病気が流行しており、全国的に検査キットと風邪薬が不足してきていきます。
この中で、インフルエンザと溶連菌は治療薬があり、できるだけ見逃さないように検査しています。インフルエンザは学校保健安全法で第二種感染症と指定されています。
参考URL:https://kids-doctor.jp/magazine/l4prohv76g

しかし、アデノウイルスの多くは指定感染症ではありません。アデノウイルスは50種類くらいあり、その中で感染症は2-3種類だけです。できるだけアデノ検査を減らしたいのですが、保育園から検査を求められる例が相次いでいます。
発熱と目の症状(目やに・充血)が強いものをプール熱と呼び、これは第2種感染症です。
目の症状がメインの”はやり目”(目の症状がメイン)が第3種感染症です。
しかし、それ以外の約47種類のアデノは、感染症には指定されていません。
東京のこのクリニックの先生も同じことを書かれています。(無断転載、申し訳ありません)
https://kachidoki-clinic.jp/throat.html#:~:text=%E7%B5%90%E8%86%9C%E7%82%8E%E3%81%8C%E7%84%A1%E3%81%8F%E3%80%81%E9%AB%98%E7%86%B1%E3%81%A8,%E7%84%A1%E3%81%8F%E3%80%81%E5%AF%BE%E7%97%87%E7%99%82%E6%B3%95%E3%81%AE%E3%81%BF%E3%81%A7%E3%81%99%E3%80%82

福知山市にも確認しましたが、やはりアデノだけでは感染症ではないとの判断でした。
福知山市の保育園の多くが厳しい判断をされており、検査キット不足に拍車がかかっています。ぜひ、アデノの対応について再考いただき、感染症扱いをやめていただけますよう。お願い申し上げます。

アデノは、50種類くらいありますので、年じゅう流行しており、多くのアデノ=風邪です。

感染症専門の先生の意見も付け加えておきます。
https://www.jmedj.co.jp/journal/paper/detail.php?id=3828#:~:text=%E3%82%A2%E3%83%87%E3%83%8E%E3%82%A6%E3%82%A4%E3%83%AB%E3%82%B9%E3%81%AE%E6%84%9F%E6%9F%93%E5%8A%9B,%E6%9C%9F%E9%96%93%E3%81%A8%E3%81%97%E3%81%A6%E5%AE%9A%E3%82%81%E3%81%A6%E3%81%84%E3%81%BE%E3%81%99%E3%80%82

園児・保護者・園にとってだれも得しない状態になっています。皆でこの状況を変えていきましょう。

2023年12月6日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : wpmaster