マスコミが連日、百日咳のことを報道しています。
彼らは注意を引き付けるのがお仕事ですので、振り回されないようにしてください。
ここ数年、マスク生活の影響ですべての感染症が少なかったため、その分一気に流行っているだけで、異常な状況ではありません。あだち小児科クリニックのかかりつけは賢く対応しましょう。
咳の患者さんは2月ころからすごく多いです。ヒトメタニューモウイルス、RSウイルス、マイコプラズマなどが主流でしたが、当院でも百日咳の検査も陽性の方が出てきました。おそらく福知山でも流行って来ていると思います。
かかりやすいのは、小学生以上のお子さんと大人です。赤ちゃんの時に打った三種混合ワクチン(今は四種→五種混合になっています)が切れてくるからです。
日本小児科学会は以前より小学校入学前と中学入学前後の三種混合ワクチンを推奨していました。もし希望される方がありましたら、電話で予約をお願いします(Web予約はできません。ワクチンが手に入らなくなる可能性もあります)。
本当に防がないといけないのは、まだワクチンを受けていない赤ちゃんの感染です。周りの大人やきょうだいからうつってしまうと重症化することがあります。
生後2か月に入ったら、できるだけ早めに通常のワクチンを開始しましょう。何よりこれが大切です。